最近描いたモノ
土井利位
下総古河藩主の土井利位は、雪の結晶を観察し『雪華図説』にまとめた。
その絵が利位の官職名の大炊頭に因み「大炊模様」と称され、衣服の紋様として庶民に親しまれた。
人工雪の開発に世界で初めて成功した中谷宇吉郎は、
黒い布に雪を受け採取した雪片を黒漆器に乗せる利位の観察法を高く評価している。
源太産衣
源頼義は、勤仕する小一条院(敦明親王)から、
頼義の子の八幡太郎義家(2歳)を見たいと言われたとき、鎧を作って、
その袖に義家を乗せて見参に入ったという。胸板には天照大神と八幡大菩薩が、
両袖には藤の花が咲いている様子を威しているという(『本朝軍器考』巻九)
この鎧は平治の乱のときに源頼朝が着ていたが、
戦い破れて敗走する途次に脱ぎ捨てられたという。
おまけ
年賀状用に作ったものがもう一枚あるので追加します。
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