最近描いたモノ
戸田半平
設楽原合戦(長篠の戦い)の前日、酒井忠次が提案した鳶の巣山砦の奇襲は、
砦を散々に焼討ちして大戦果を収めた。昼のように明るい火炎の中で、
半平の背にする銀の髑髏の指物がひときわ輝いていたので、
夜襲に備えて指物を着けなかった他の仲間よりも活躍が目立ったという(常山紀談)。
骨皮道賢
骨皮道賢は、応仁の乱で活躍した悪党・足軽である。
東軍大将・細川勝元に金品の施しをうけ、西軍・山名方の後方攪乱などに従事したが、
西軍の攻勢に窮し、女性に仮装して脱出を試みるも失敗、朝倉孝景に討ち取られた。
裸に近い軽装からの連想なのか、足軽は当時「足白(あしじろ)」とも呼ばれた。
長宗我部元親
長宗我部元親は若い頃、色白で無口な性質だったため、家中では不人気だった。
初陣も23歳と当時としては遅く、その時になって槍の使い方を聞く始末であった。
ところが戦いが始まると真っ先に駆け、敵を二人突き倒したので、
家臣たちはたちまち心服したという逸話がある(長元物語など)。
| 固定リンク
コメント