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2019年10月 8日 (火)

最近描いたモノ追加

前回の投稿に引き続いて、最近描いたモノを羅列していきます。

Naitoumasanari_190818
内藤正成

徳川十六神将のひとりに数えられる、弓の練達者。
『寛政重修諸家譜』『干城録』によれば、押し寄せる敵に弓で応戦するも、
矢が尽きかけ窮地に陥ったところ、いつの間にか傍らに少年がいて、
彼に矢を拾ってくるよう頼むとたちまち拾い集めてきたので、
200人余りの敵を撃退した…という逸話がある人物です。
この少年が怪しすぎるので、矢作川の河童という意味合いを込めて描いてみました。
久しぶりに戦国時代の人物を描きました。もっと描きたいのですが…。





Tawaranotouta190825
俵藤太

藤原秀郷。平将門を打ち取った猛将ですが、その剛勇を広めるためか、
竜宮でのムカデ退治の伝説が広く知られています。お礼にもらった俵は、
いつまでも尽きることなく米が出てきたため、
「俵藤太」と異名がついたとか。






Abebros190901
安倍貞任と宗任

前九年・後三年の役で、蝦夷の大将として名を馳せたのがこの兄弟です。
たいへんな肥満体だったと伝わっており、こんな姿になりました。
弟の宗任は、戦後捕虜として都へ送られ、都人から色々と馬鹿にされたようですが、
巧みだった和歌に頓智を託して受け流した逸話が有名で、兄弟ともに名将だったのだろうと思いました。





Kagekiyo_190922
伊藤景清

悪七兵衛景清。『平家物語』の「錣引き」の段を漫画にしました。

構図は「ガンダム大地に立つ」で、ガンダムがザクの口のホースを引きちぎるシーンになぞらえました。





Hiroari_20190928
真弓広有

『太平記』の「広有怪鳥を射る事」という段に、彼の妖怪退治譚があります。
紫宸殿の上から「いつまで、いつまで」という声が降ってくるというので、
その昔、鵺退治をした源頼政や、八幡太郎義家の故事に倣って、
弓の達者に退治させようとなり、彼がその役を仰せつかり、後醍醐天皇も見守るなか、
見事に成功させました。黒雲のなかからは、顔が人のようで胴体は蛇のよう、
翼を広げると5メートル近くある怪鳥でした。
後醍醐天皇は、「万が一、紫宸殿の中に矢が落ちてしまってはいけないから」と
雁股の矢じりを取って射たという広有の配慮に感じ入り、所領と官位を与えたと言われます。
その中に『真弓』の姓を賜ったという逸話も入るようですが、太平記には記載されてませんでした。
しかし福岡県のみやま市、山川町の真弓の地名はこの逸話に拠っているため、それに倣いました。





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コメント

日本勝ちましたねー。これで、スコットランド代表監督は、台風に喧嘩売った挙句に、日本に競り負けた、スットコランド代表監督に成り下がってしまったと。

投稿: bad.Ⅳh-95 | 2019年10月13日 (日) 22時12分

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