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2013年2月 1日 (金)

歴史魂vol.11「後藤又兵衛」予告

…ということで、主舞台となる大坂の陣についてザックリと…

Yokoku_01

Yokoku_02


…こんな状況の中へ、今回の主人公は飛び込んでいきます…

乞うご期待…!

Yokoku_03_2

歴史魂vol.11は、2月6日発売です。

【お知らせ】

単行本所収作のうち、ブログで発表した作品を一部復活させました。
佐竹義重(2012.03.07)
武田四名(2012.04.06)
竹中半兵衛(2012.05.07)
伊達輝宗(2012.06.09)
片倉景綱(2012/08/26)
こちらもよろしくおねがいします。

<武将FILE>


宇喜多直家(うきた なおいえ)

Ukita_naoie

備前(岡山県)を席巻した戦国大名。6才のころ、浦上氏の家臣であった祖父・能家(よしいえ)が、同僚の島村盛実に殺されたため、一族は没落するが、元服したころに、微禄ながらも浦上氏に再仕官が叶う。家来と共に辻斬りなどして食いつなぎつつ勢力の扶植につとめ、さらに主君に忠勤をはげむことで信頼を得、ついに島村に逆賊の嫌疑を着せることに成功、彼を討って祖父の無念を晴らした。その後は主家浦上氏も倒し、備前を掌中にする。毛利氏に従い、織田家と戦ううち、羽柴秀吉を頼って織田陣営への鞍替えを画策。臣従が叶った直後に病死した。

勢力の伸張のために、しばしば暗殺やだまし討を行なったため、後世の印象は非常に悪いが、三村氏に夫を殺された於福の方が落ち延びて直家を頼ると、手厚く保護し、最終的には妻に迎えた事、また織田氏に臣従するときには、宇喜多家の一の重臣・戸川秀安の嫡男が、毛利へ人質として出されていたのを、たまたま領内にいた安国寺恵瓊を監禁して、恵瓊と引換に戸川の子を呼び戻した事がある。戸川秀安は、幼児期に父が早逝したため貧窮していた所を、引き取って家臣にしたという経緯があったという。これらのことから、どうやら自分と境遇が似た者には、過度に肩入れする性格だったように思われる。悪謀を駆使してでも、野望の実現に励むのも合わせて、むしろ非常に人間らしいと言えよう。

円融院(えんゆういん)

Ofuku 実名は於福というが定かではない。美作の戦国武将・三浦貞勝の妻であったが、三村家親により滅ぼされ、流浪の身となる。命からがら宇喜多直家の下に落ち延び、庇護を請い、これがために直家の生涯で最も大規模な戦となる「明禅寺合戦」の遠因ともなったともいわれる。絶世の美人と言われる彼女はその後、直家の妻となり、秀家を出産。宇喜多家が織田家に臣従した矢先、直家が没したため、家中は動揺したが、羽柴秀吉を一途に頼り、協力を得たのは、彼女の判断も大きかったようだ。直家没後は秀吉の側室になったとも伝わるが、定かではない。しかし息子の秀家が、若干26才で豊臣政権の五大老の一人に列せられるほど栄達を極めたのは、彼女の存在が大きかったのではないだろうか。

 

 

 


宇喜多忠家
(うきた ただいえ)

Ukita_tadaie

直家の異母弟。一族が没落していた時、父・興家が潜伏先の阿部善定の娘に産ませた子であるという。長じては主に軍事面で兄を支え、上月城攻めなどでは直家に代わり、総大将として全軍を指揮している。

直家が病死すると、まだ10才の秀家の家督を後見、戸川・岡・長船ら重臣と共に国政に努め、秀吉からの強い信頼を得た。それからも一族の長老として家中を監督したが、老齢のこともあり隠居した。その後の宇喜多は、家臣団の世代交代がうまく行かず、宇喜多家は多くの有力家臣の離反を招いてしまった。

直家にとって、理想のナンバー2と言える忠家であったが、彼は兄の前に出る時は、必ず鎖帷子を着て対面したと後年語ったと言われ、底知れぬ兄の智謀を、相当恐れていたようだ。晩年の号が「安心」というのが、非常に興味深い。

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コメント

>でし様

コメントありがとうございます!確かに、大坂の浪人衆の中では年長の方なので、重厚なイメージが先立ちますね。
ですが、今回の作品の色々な部分を楽しんで頂けたようですので、安心しました。同時にとても嬉しいです。
どうか今後共、よろしくお願いします!!

投稿: 作者 | 2013年2月19日 (火) 22時09分

通勤時に駅の書店で『歴史魂』見つけて、即・購入しました。
個人的なイメージですが後藤又兵衛はもっと重たい感じで『死に場所』を探した武将像がありましたが、大久保先生の軽快で飄々とした茶目っ気と戦国の生き残りらしい骨太さが実に魅力的で、短編は勿体無いもっとじっくり読みたいです。 「坊ちゃん育ちと思いきや武闘派かと思いきやソロバンもイケる」黒田長政も良かった(笑)
これからも頑張って下さい。

投稿: でし | 2013年2月19日 (火) 15時12分

>かつも様
コメント並びにご愛顧ありがとうございます。
陪臣なのに元大名クラスと同じ待遇で大坂城に迎えられてる程、当時から人気者だったんだと思います。
本作品から、そんな彼の魅力が感じ取っていただけたら幸いです。
これからもよろしくお願いします!

投稿: 作者 | 2013年2月 4日 (月) 21時25分

いつも楽しく見させてもらっています!
今度は又兵衛ですか~なかなかの苦労人ですな!
うん。。。色々大変だったようで
とはいえ大阪の役では西軍のヒーロー!ともいえる又兵衛さん
なんとなくあの人とは絶対一緒に戦いたくないから西軍!
という気もしないでもないですが。。。。。w
どこかのツワモノにも優るとも劣らない活躍ぶり
楽しみにしております!

投稿: かつも | 2013年2月 4日 (月) 12時42分

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