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2012年8月 1日 (水)

歴史魂vol.8「島津家久」予告

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その活躍は、8月6日発売の歴史魂vol.8で! Iehisa_illust01




【お知らせ】


単行本所収作のうち、ブログで発表した作品を一部復活させました。
佐竹義重(2012.03.07)
武田四名(2012.04.06)
竹中半兵衛(2012.05.07)
伊達輝宗(2012.06.09)
片倉景綱(2012/08/26)
こちらもよろしくおねがいします。

<武将FILE>

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戸沢盛安(とざわ もりやす)
角館を拠点とした戦国大名。初陣にして宿敵の小野寺氏を痛打する快進撃を見せ、北海の雄・安東愛季にも果敢に牙を向いた。1587年の唐松野の戦いでは安東氏を破り、出羽屈指の勢力に成長させた。東北の戦国は、太平洋側では伊達政宗、日本海側では盛安という同年代の二人の登場で加速したと言える。
秀吉の小田原征伐(1590年)では、いち早くこれに呼応して、本領安堵を得るため水かさの増した大井川(一説には酒匂川)を単騎泳ぎ渡った事で有名であるが、その後病を発して小田原で二十五歳の生涯を閉じた。一説に、渡河を知った秀吉は感動して、小野寺氏の領分も含めて盛安に与えようとしたが、盛安は「小野寺の分をいただくのは筋違いである」と固辞したと伝わっているが、実際の盛安は惣無事令が下った後も、愛季が死んだのを幸い、安東氏に決戦を挑むなど、当時の戦国大名らしい、機を見るに敏な野心家だったとみるべきである。


 
 

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安東愛季(あんどう ちかすえ)
安東氏は、前九年の役(1051年)で朝廷に背いた安倍貞任の子孫を称し、長く津軽地方に勢力を保っていたが、戦国の頃には出羽を本拠が移っていた。それでも津軽・蝦夷地は海上交易を統制することで強い影響力を持っていた。戸沢盛安より以前の頃、蝦夷の民(アイヌ人か)を率いて戸沢氏と合戦した事もあったという。愛季の頃の安東家は、湊系・檜山系の二系統に分裂していたが、これを統一して勢力を安定させ、出羽を席巻する勢いに至り、盛安のいる仙北地方への進出を試みた。しかし奇しくも陣中で発病し、野望半ばで斃れた。また特筆すべきは、海上交易網を駆使して中央情勢に敏感であったことで、織田信長には定例的に献上品を送り誼を通じ、信長横死後は秀吉に接近するという外交感覚である。そのため「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」と、奥羽では筆頭に挙げられる程に存在感が大きかったのである。

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コメント

>bad.Ⅳh-95様

度々ありがとうございます。
確かに、結局勝者が歴史を作っていくので、多少なりともドラマチックになるのは仕方ないと思います。
後世まで、人口に膾炙されている歴史人物はそうそういないものなので、
知っている人が初心者に興味を抱かせるように面白く紹介をするのはとても良いとおもいます。
自分もつねにそう心がけたいものです。

>名無し様

コメントありがとうございます!
楽しんでいただけて嬉しいです。
自分は描いてて「コレだ!」と思ってしまいました。。
ちょい役とはいえ、貴久が描けたのも嬉しかったです。
今後共よろしくお願いします。

>co様

度々コメントありがとうございます。
世代のバレるネタでしたが、やらずにはおれませんでした。
引続き、本編もよろしくおねがいします!

投稿: 作者 | 2012年8月 6日 (月) 21時50分

新作だー!
貴久の○→×の流れで吹きだしたのと同時に、コレネタ的に大丈夫かよと心配になりましたw
本編も楽しみです!

投稿: co | 2012年8月 6日 (月) 21時09分

薩摩十字とキリストの十字架でおkなの?!w
随分単純なことでw笑かせてもらいましたw

投稿: 名無し | 2012年8月 6日 (月) 17時47分

 判官贔屓の元ネタには「吾妻鏡」と書いて「北条歴史ファンタジー」とかも
影響しているでしょうね。
 実際の社会は一言で片付けようとする方が危険だし、片付かないことを知って
いるからこそ、一発逆転的な話に流れるのかも。
 三英傑だって、表も裏もあるんですしね。
 ところで、某ブログでは島津家久(善)と家久(悪)として扱われてるのも、
世間には理解しづらい話かも、です。

投稿: bad.Ⅳh-95 | 2012年8月 5日 (日) 13時14分

>bad.Ⅳh-95様

平家物語が虚構だと、丁寧に解説をしている本はずっと前から存在しているものの、
判官びいきの思潮は庶民にとってはわかりやすくて払拭できないのだと思います。
どちらが正しいではなくて、両論楽しめるようになれば良いのでしょう。
コメントありがとうございました。

投稿: 作者 | 2012年8月 5日 (日) 08時03分

 新作ありがとうございます。
 しかし、ジジババはこういう話が苦手なんで、平清盛≒平家物語という
固定観念があるので、保元・平治物語をやっているいまの大河が低迷し
ているのではないかと、と密かに考えています。
 ヘタすると、歌舞伎や立川文庫、古い映画の世界が本物だと思って
いるのでは無いかと思うんですが、兵庫県知事、アイツだけは、ダメでしょう。

投稿: bad.Ⅳh-95 | 2012年8月 4日 (土) 21時12分

>ジュジュ様
いつもコメントありがとうございます。
前準備では上京の逸話は描く気満々だったのですが、
構成の関係で割愛しました…ごめんなさい。
調べてみると、いい雰囲気なんですよね…上洛中の家久。

ご期待に適うようなものになっていればいればいいのですが、
ともかく今後共よろしくお願いします!

投稿: 作者 | 2012年8月 3日 (金) 21時50分

うおー、まさか家久が来るなんて・・・
京都に上洛して信長を目撃、光秀に会見したエピソードは出てくるのでしょうか?
若くして亡くなりましたが、その遺志はしっかと息子に受け継がせてますよね。
島津好きにはたまりません。期待しています!

投稿: ジュジュ | 2012年8月 3日 (金) 08時25分

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